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2021年2月27日(土) 【花粉症】今年も対症療法だけですか?
いつもありがとうございます。

つい先日の話ですが、今年も馴染みのお客様がご来店されました。
毎年2月から4月までの約3か月間、花粉症の症状を和らげる漢方薬を求めていらっしゃる方で、前職のオカゼリ薬局時代からのお客様です。
「ああ、今年も本格的な花粉症シーズンに突入したのだな・・・」
その方がいらした事で、それを感じました。

医療機関でも医療用の抗ヒスタミン薬を処方してもらっているそう。
話の流れで「病院の薬も、当店で毎年お求めのお薬も、両方とも対症療法ですね」ということになり、今年から体質改善の漢方薬もお飲みいただく事になりました。

東洋医学では、
・今出ている症状を取り除く・和らげる治療法、つまり対症療法を標治。
・今出ている症状の原因を見つめ、取り除く治療法、つまり根本治療を本治。
と言います。

花粉は漢方的には、風の邪気=風邪(フウジャ)。
そして2月、3月はまだ気温が低く、寒邪(カンジャ)の影響が強く出ますので、この時期の花粉症には、これらの邪気に対応できる『小青龍湯(しょうせいりゅうとう)』がとてもよく効く場合がほとんどです(私も大好きな方剤です)。
しかし小青龍湯は標治薬で、本治はできません。
↑ 画像は東洋薬行さんの小青龍湯。方剤のツボを知り、こだわって作ってあるのでメチャメチャ良く効きます。


現代科学的な話になりますが、花粉症はあなたの免疫力が弱くて起こる病気ではありません。
本来ならば、さほど有害な物質ではない植物の花粉に対しての、あなたの免疫の過剰反応(過剰免疫)です。

いま辛い症状を抑える小青龍湯などに加えて、黄耆(オウギ)という生薬を主体にした、免疫調整作用・抗アレルギー作用がある方剤を続けていただくと、症状が軽くなりますし、この先も症状が出にくい体質に変わっていきます。

花粉症、今年も対症療法だけでいいですか?
気になった方は、お気軽にお問い合わせください。


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